もっとオシャレに“うちの子”を撮りたい!ニャンスタグラマー直伝ペットスナップ撮影講座

浜村 菜月(はまむら なつき)
東京都内在住のフォトグラファー。2007年より講談社の写真部に所属し、2014年に独立。主に女性誌、書籍などの撮影を手掛ける。2015年10月にマンチカンの「まきゃべり君」と暮らし始める。インスタグラムのアカウント @machiavelli_y
浜村菜月

Instagramへの投稿がきっかけで、ペットオーナーが写真集を出したり、プロカメラマンに転向したりと、国内だけでなく世界中で注目を浴びているペット写真事情。そこで今回は、スマホを使って手軽に楽しめる、オシャレなワンちゃん・ネコちゃん写真“ペットスナップ”の撮影術をご紹介!

講師には、有名女性ファッション誌を中心にフォトグラファーとして活躍中で、『猫と楽しむニャンスタグラムのすすめ』の著者である浜村菜月さんをお招きして、編集部員の杉山×愛猫2頭とでペットスナップにチャレンジしてみました。

まずはじめに、写真撮影の基本から教えていただけますか?

写真撮影をする上で最も大事なのは、『光』と『アングル』です。
光の取り入れ方については、色々な方法があるのですが、その中で最も簡単に雰囲気を出せるのが『サイド光』です。

横から光を当てるということですか?

その通りです!
顔の周りと体の半分を光で明るくしてあげることで、影になる部分とのコントラストがつき、雰囲気のある写真に仕上がります。
また、被写体の後ろからの光を取り入れる『逆光』を使えば、輪郭が光り毛質を捉えた柔らかい雰囲気の写真を撮ることができます。ただ、被写体の顔を少し明る目に撮らないと、黒くつぶれてしまい、何の写真なのかわからなくなってしまうこともありますので、少しテクニックが必要です。

『アングル』を考える上での重要なポイントは?

いつもと目線を変えるとことです!
ペットと同じ目線や、俯瞰にするだけで、親しみやすさや臨場感が出て、いつもと違った表情を捉えることができますよ。
ペット目線での撮影の場合、スマホを床につけてペットに近づくことで、手ブレも防ぎながら、簡単に迫力のある写真が撮れます。

その他に気をつけるべき
ポイントはありますか?

生活感を出さないことですね。
いい表情が撮れても、背景が気になって台無しになってしまうこともあるので、撮影前は撮影場所だけでも片付けておくことをオススメします。
ただ、どうしても背景に余計なものが写り込んしまった場合は、加工アプリを使って写真をトリミングしたり、背景をぼかしたりするといいですよ。

基本を学び終えたところで、さっそく撮影にといきたいのですが、実は少し不安な点があります…
今日撮影するうちの子たちは、元気があり余りすぎたり、人見知りしたりと、全然じっとしてくれないんです。ポージングはもちろんのこと、そもそもちゃんと目線をもらえるのかなと。

うちの“まきゃべり”も、思うようなポージングや目線をくれないことはよくあるんです。
そんな時、カメラの近くでおもちゃを動かしたり、聞き慣れない音(壁や床を軽く叩いたり、猫の鳴き声アプリを使用)をたてることで、カメラの方に注意を向け、目線をもらえるようにしています。
元気があり余ってじっとしてくれない時は、少し遊んで疲れはじめたタイミングや、食後、眠そうな時間帯を狙うといいですよ。

反対に、おとなしい子の場合はポーズや表情がマンネリ化しがちという悩みもありますよね?

そういう子には、おもちゃや小物と一緒に撮影して、写真にストーリー性や季節感を持たせる撮影法がオススメですよ。
100円ショップやディスカウントストアで売られているパーティーグッズは、安くて簡単にオシャレな演出できるので、よく使いますね。

さらに一手間加えるだけで、オシャレ度は数段アップします!
例えば、写真の左下に写っているワイヤーネームは、100円ショップで売られているワイヤーと丸ひもを使って、手作りしたものなんです。自分が欲しいグッズが売っていなかったり、結構なお値段がする時は、ぜひ手作りグッズにもチャレンジしてみてください!(今回ご紹介したワイヤーネームの他に、テントや蝶ネクタイなど、ビビッとくるオシャレグッズの作り方は、浜村さんの著書をご覧ください!)

ちょっとした工夫だけで、こんなにも印象が変わるんですね!
おもちゃや小物がすぐに準備できない場合はどうしたらいいですか?

そんな時は、白い壁や床を使うといいですよ。
背景に白を用いると、シンプルながらも雰囲気のある写真になります。

背景色は意外と重要で、色を変えるだけで印象がガラッと変わるんです。
大きめの色紙を使って背景色を変えるだけで、一気にうちの子のモデル感はアップします。例えば、ピンクを使うとガーリーな印象になったり、ブルーを使うことでワイルドな一面を演出することができるんです。色紙を壁にテープで貼り付けるだけなので、手間もかかりませんよ。

背景色を使うのは全く思いつきませんでした!しかも、こんなに手軽にできるなんて!

他にも、ライブでよく使うペンライトを活用する方法もありますよ。

えっ、ペンライトですか!?

意外かもしれませんが、ムーディーな雰囲気を演出するのにペンライトが使えるんです。撮影方法はとても簡単で、暗めの部屋にうちの子を連れて行き、2本のペンライトを使って左右から別々の色を照らすだけです。(※スマホだと暗い場所での撮影が難しいこともあり、コンパクトデジカメなどを併用するのもオススメです。)

なるほど。最後に、撮影した写真のクオリティーをさらに上げるための補正方法を教えていただけますか?

画像補正で押さえておきたい5つの項目として、
①明るさ、②コントラスト、③彩度、④影、⑤ぼかしがあります。
狙いたい写真のトーンに合わせて、①から⑤の順番で加工してくと、調整しやすいですよ。

加工にオススメのアプリはありますか?

やはりオススメなのは『Instagram』です。色み・明るさ・ぼかし・トリミング等、なんでも対応できる万能アプリで、機内モードで使えば、写真を投稿せずとも加工ができるんですよ。

他にも、写真を面白く見せるアプリとして、写真を使って動画が作れるアプリがあります。
連写をつなぎ合わせて自動でアニメーション作成ができる『Boomerang from Instagram』や、撮った写真がおしゃべりしだす『おしゃべりペット』を使えば、中毒性のある動画が簡単に作成できるんです。

また、写真に動きや勢いを付けたい時にオススメの『魚眼カメラ (Fisheye)』や、

モノクロ写真の1部分だけをカラーに加工することで、ファッション写真みたいに見せることができる『color Lab』などもオススメです。
是非色々なアプリを試し、自分に合った加工法を見つけてみてください!

さっそく今日からたくさん写真を撮って、“うちの子”たちとの暮らしをもっと楽しみたいと思います! 本日はありがとうございました。

次回の特集は、撮影した『写真の活用術』。身近な小物からお出かけグッズ、インテリアまで、お気に入りの写真を活用したさまざまな商品をご紹介します。プレゼント企画もございますので、是非お楽しみに!

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