「猫ちゃんはお水を飲まないと腎臓病や膀胱炎などの病気になる」というのは聞いた事があるかもしれません。
猫ちゃんの飲み水の重要性、そして皆さんのしている工夫をご紹介していきます!
猫ちゃんは水を飲まない?!
元来、肉食の動物である猫ちゃんは、食べ物から効率よく水分を吸収するため、あまりお水を飲む習慣がありません。
その上、猫ちゃんの祖先は砂漠出身なので、のどの渇きに強く進化してきました。
普段ドライフードを食べている猫ちゃんで、お水を飲む習慣の無い子は水分摂取量が少なくなってしまいます。
そして、のどが渇いても近くにお水が置いていないと、
「めんどくさいからお水いらない。」となってしまうのが猫ちゃんなのです。
なぜ冬は尿路系の病気が増えるの?
そんな猫ちゃんですが、冬場はもっとも注意が必要。
それは、寒くなる事で、のどの渇きを一層感じなくなるため、飲水量が更に減ってしまうのです。
飲水量が減ると、おしっこの量も減るため、膀胱内は古いおしっこがたまっている状態になります。
それにより、膀胱炎や尿路結石、腎臓病というさまざまな病気を引き起こしてしまう可能性が高くなるのです。
猫ちゃんにきちんとお水を飲んでもらって、病気を予防していきましょう!
猫ちゃん1頭に対し、水のみ場は何ヶ所必要?
先月のメルマガでご契約者さま皆さまに、アンケートを実施いたしました。

猫ちゃんの数より多くお水を置いている方が41%いらっしゃることがわかりました。
実は、お水の数は猫ちゃんよりも多くおいてあげる必要があります。
お水をいっぱい飲んでもらうためには、1頭の猫ちゃんであれば2つ以上
・・・といったように多くのお水をおいてあげてください!
猫ちゃんがお水を飲むためにしている工夫は?
飼い主さんにこちらも答えていただきました!
多くの方が実践している、素敵な工夫をご紹介いたします。
お水を飲む環境の工夫
- 猫がよく通る場所に置いている
- 容器に水を入れる時に音を立ててあげると、興味を持って飲んでくれる。
- 猫用の浄水器の水をあげている。 多箇所に水を置いていつでも飲める様にしている。
お水をあげる容器の工夫
- お皿に入れているだけのものと、給水機を設置している。
給水機の水は噴水のようになっているので興味を示してくれやすくお水を飲む機会も増えた。 - 陶器の器にしています。器を変えてから、以前より沢山飲んでくれるようになりました。
- ウォーターファウンテンを使用。朝は温かいお水を入れる。蛇口から飲むのが好きなので催促されたら出してあげる
食餌の工夫
- 缶詰にお湯を足して与えている。
- 食事の3割ほどをウェットフードにして、さらに水を少量加えて与えています。
その他
- 『お水飲まないと身体が痛くなるよぉ~』っと言ってお水を飲ませるようにしてみてます。
- 人目につきにくいところに置いています。 怖がりな猫はすぐ隠れたがるので、落ち着いて飲めるようにしています。
- 水の入ってるボウルを台に乗せて高さをだして飲みやすいようにしてる。
みなさん色々な工夫をされてますね!
対策のまとめ
猫ちゃんの飲水量を増やすことは、とても大切です。
以下のことを試して見てはいかがでしょうか?
- まずはお水の個数を増やす
- 色々な種類の器であげてみる
※噴水式のものは衛生的にきちんとお掃除することが大切! - ぬるいお水にしたり、少量の牛乳などで匂い付けをしてみる
- それでも飲まない子は食餌をウェットフードに変えてみる